NPO法人「さど」は、佐渡島の自島の自然環境や価値資源が生命力を持って、残されている“今”を”未来世代”につなげるた様々な活動をしています。

歴史

東京23区の1.5倍の広さ

佐渡島は日本の離島の中で最大の島です。伊豆大島の十倍、東京23区のなんと1.5倍の面積を誇ります。北側んは金北山(1172m)を主峰とする大佐渡山脈、南には大地山(646m)を主峰とする小佐渡山脈が走っています。その間に米どころの国中平野が広がっています。

流人が作った貴族・武士・町人文化

国府が置かれた8世紀から、佐渡は思想犯の配流地と決められ、世阿弥や日蓮・順徳上皇・小倉実起まで佐渡に流されてきている。流人たち(皇族・貴族)は中央の高い文化を島にもたらしてきました。加えて、北前船の寄港地だった佐渡は様々な文化と富の交差点でもあったといえます。 佐渡には3つの文化の特徴があります。

1つは順徳上皇や日蓮聖人、日野資朝や世阿弥などの知識階級の流人達がもたらした「公家文化」が、国仲地方に根を張っていること。

2つは佐渡金山の発展に伴って奉行や役人達が江戸からもたらした「武家文化」が、相川地方に根を張っていること。

3つは商人や地頭達がもたらした「町人文化」が、廻船基地だった小木地方に根を張っていることです。

そしてこの3つの文化が合わさって佐渡独特の文化が形成されてきています。